◎椅子の場合◎シェルフやTVボードの場合◎テーブルの場合NAGANO INTEIOR 2025-2026 COLLECTION214溶剤に強く、擦り傷やホコリがつきにくいので、日ごろのお手入れはからぶきで充分です。また、手あか、水性の汚れのときは乾拭きや、水を含ませ固く絞った布で拭き取り、油性の汚れについては、ベンジンを含ませた布で素早く拭き取ります。オイルフィニッシュの商品は長い間の御使用や、濡れ雑巾を頻繁に使用されますと、塗膜が薄くなってきます。また、熱いやかんをじかに置くと輪じみになる場合がありますので注意して下さい。表面の塗膜が薄れたり、万が一輪じみが出来たときはメンテナンスが必要です。「メンテナンスキット」は弊社で販売しています。MAINTENANCE & SAFETYお客様に知っていただきたい、家具と上手に付き合う方法お手入れの方法やタイミングは?Q1◎塗装や仕上げによってもお手入れの方法は異なります。長持ちの秘訣は日頃からのお手入れです。から拭きだけでも十分効果的です。食べ物などのにおいが付いた時には中のものを全部出して、熱いお湯で固く絞った布でふきあげます。そのあと、風を通して充分に乾燥させて下さい。においが特に気になるときには、茶ガラを乾燥させたものを小皿に入れて棚の各すみに置いておくと良いでしょう。普段は乾いた柔らかい布でからぶきして下さい。油汚れが付いたときは、ぬるま湯に中性洗剤を500倍に薄めたものに、タオルを浸し、固く絞って塗装面を拭きます。あとは綺麗なぬるま湯に浸して固く絞ったタオルで洗剤を拭きとって乾拭きします。また、天板の上に長期間水分や醸造液がのっていると、その下の部分が白くなってしまうことがありますので、気をつけて下さい。ON用WN-OM用RA036-1Z(ON)¥4,400(消費税別)RA036-1Z(WN-OM)¥4,400(消費税別)オイルフィニッシュUV塗装木部木部は柔らかい布でこまめにからぶきして下さい。綿ネルが最適です。毎日丹念にからぶきを続けていると、自然なつやが出てきます。汚れがひどくなった場合には、家具クリーナーまたは中性洗剤で汚れを取り、その後乾いた布で充分にふきあげます。天然木は直射日光や湿気に弱いので、日の差し込む所や湿気の多い所に置かないで下さい。本皮革張り水分を嫌いますので乾いた柔らかい布、たとえば綿ネルなどでこまめにからぶきをしてほこりをはらって下さい。本皮革は磨けば磨くほど美しい輝きを増します。時に保革油を薄く塗って、からぶきして下さい。グリセリンでも同じ効果があります。細く切って束ねたウールで磨き上げると、細い繊維が皮革のシワの中のほこりまで取って美しいつやが出ます。市販のレザークリーナーをご使用になっても同じ効果があります。部分的な汚れはパンを消しゴム状に丸めて、汚れを包み込むようにもみ取って下さい。直射日光にさらされたり、湿気の多い所に置いたりしますと、ひび割れや変色の原因になりますのでご注意下さい。合成皮革張り布張り日ごろのお手入れはから拭きだけで充分ですが、シミやひどい汚れのときには中性洗剤を使って水拭きし、その後乾いた布で充分に拭きあげます。アルカリ性の強い洗剤は色あせすることがありますので、使用しないで下さい。また、過度な水拭きや科学雑巾の使用はお避け下さい。刃物などで傷をつけるとそこから徐々に広がって、大きなキズになることがありますのでご注意下さい。ほこりが付きやすいので、羽根ばたきや毛の柔らかいナイロンブラシなどでこまめにはらって下さい。週に一度は掃除機を使ってすみずみのほこりまで吸い取ってください。背もたれや肘掛けの手あかや油汚れはベンジンで拭き取ります。目立つしみはブラシで部分洗いをするとよいでしょう。手早くすませるのがコツです。また、カバーリングの商品に関しては、ウォッシャブル対応であれば水洗い、ドライクリーニング対応であれば、ドライクリーニングが出来ます。※オイルフィニッシュのメンテナンスキットによるメンテナンス方法はキットに添付していますので、方法をよく読まれてご使用ください。A1 家具のお手入れの基本は、こまめな「から拭き」です。無垢材をはじめ、家具に使われている素材には水気を嫌う性質のものもあります。素材の性質をご理解いただいた上で、日頃から丁寧にお手入れしていただくと、美しさが一層長く続きます。
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